結束バンド製品の種類について

ケーブルなどを束ねる目的で使用される結束バンド、便利なものなので普段から電気製品やケーブルを扱う方はよく利用されているでしょう。

ですが、実は製品によってどのような構造になっているのかなど、種類が異なっています。まず、製品によって違うのが結束バンドに使われている素材です。一番多い素材として、ナイロン樹脂がよく使用されています。柔軟性の高い素材のため加工がしやすく、引っ掻いたり強く引っ張ったりしても破損しづらい点もそうですが、何よりコストが抑えられるため、よく使用されているわけです。

ナイロン製の場合だと、白の結束バンドと黒のものがありますが、ただ色が違うというわけではありません。黒いものは紫外線遮蔽剤というものが塗られているので、基本的に日光によって劣化しやすい室外で使う用途で設計されています。逆に、白いバンドは特に何も施されていないため、劣化する心配の少ない室内用として使うのが良いでしょう。

また、ポリプロピレンもよく使用されています。強度が高く耐熱性もあり、さらにナイロン製のものに比べて酸やアルカリなどに強いため、科学研究室などでも利用しやすく重宝されています。結束対象を傷つけないという点で、シリコン製の結束バンドも最近では人気です。一方で、金属で作られるステンレス製の結束バンドも存在します。金属製のため他の素材よりも耐久力が高く、主に屋外でパイプや熱を帯びるマシンなどで使用されています。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *