一般的な住宅内や、オフィス環境で複数のケーブルやコード類が散乱している状態では、見栄えが悪いばかりか、余計な力が加わって断線するリスクも出てしまいます。
解決法は配線ダクトを必要に応じて購入する方法があり、屋内であれば軽量素材の樹脂製ダクトを購入すると取り付けも加工も簡単に済ませられます。単に直線状に1本だけの配線ダクトの取り付けで十分という際には、特殊な加工はせずに長さ合わせだけ行えば完璧です。オフィス環境等では、複数台のパソコンをデスク上で使用していることが多いので、ダクトの本数も必然的に増えて、位置決めも複雑化してしまいます。最初に行うべき行動は、配線ダクトを取り付ける位置決めを確実にシミュレーションすることです。ここで導き出されたメートル数に合わせて購入し、必要に応じて加工をすることで綺麗な環境を作り出せます。
特にオフィスの場合は途中で分岐させたり、壁面設置の際に直角に設営することが必要になる事例も多数あります。配線ダクトはダクト単体で販売されていることが多いのですが、ジョイントパーツを多数用意しているメーカー品もあるので、パーツを使うことで角度調整は簡単に行えます。一方でジョイントパーツが無い場合や、シンプルに配線ダクトのみで構成したい時には、鋸があれば加工は簡単なので日曜大工的な作業内容で綺麗に組み合わせできます。例えば十字に配線する時には水平ダクトと垂直ダクトを組み合わせる必要が出ますが、この作業も鋸で空間を設けるカットができればパーツ不要で綺麗な配線を行えます。