銘板とは金属製のプレートに名称やその内容について表示したものであり、大型の機械や器具などに使われることもありますが、建築物を建造した時にその定礎で用いられる場合もあります。
建造物以外は基本的に屋内に設置することが多くなっているので屋外で見る機会は少なくなっていますが、建造物では施行主の希望でどこにでも設置できます。ところが定礎になると屋内には設けていない場合が多くなっていますが、そこにはメリットがあると考えられた結果です。
銘板を屋外に設置する理由は広く人々に知ってもらうためであり、建造物の場合は誰がその建物の施主でどのような歴史があるのかを把握することができるでしょう。これは第三者に対して興味を持ってもらうための材料になり、そこからビジネスを展開している場合にはビジネスチャンスに繋がる可能性があります。これは定礎のある建物に入っている会社に対して関係を持ちたいと考えている企業が信頼感を得る情報源の一つになり、一種の広告的な意味合いを持つことに寄与してくれます。
屋外に銘板を設置するのは、ほとんどが広告を目的にしていると言えます。広告には提供している商品やサービスをそのまま広く知ってもらうという方法もありますが、名前を認知してもらって相手に対して信用度を高め、そこから本来のビジネスに繋げるという間接的な方法を行う場合もあります。テレビなどのコマーシャルでもこのようなイメージ戦略を行う場合があり、利益に直結するのかは不確定な要素がありますが、将来的な発展を見越して実施する企業は増加しています。