紫外線に強い銘板の素材とは

銘板は、銘柄を示した小型のプレートのことです。

このプレートには、装置などの形式や使用法などの重要な情報が記載されています。しかし、屋外で使用する銘板は長期間紫外線の影響を受けるので、プレートの素材によっては印字された情報が不鮮明になってしまいます。屋外で使用する銘板の場合、紫外線に強い性質のものをあらかじめ選んでおくことで、太陽光による受ける印字の劣化などの影響を防ぐことができます。

長期間に渡って紫外線に耐えることができるような耐候性素材の代表には、アルミ製があります。アルミ製の銘板は、紫外線に対しての耐性を強く持っているいるうえ、熱で変形するといった心配もほとんどありません。過酷な環境下であっても20年以上の長期間に渡り印字が保たれることが可能なため、いつでも明確に印字された情報を読み取ることができます。また、純度が高いアルミでは、エッチング加工を行うこともあります。

エッチング加工とは。アルミなどの素材に薬品で酸化腐食させ、わざと金属に凹凸を作り出し、凸部分に塗装や焼き付けを行う技法のことです。コスト面も比較的安価で、美しい仕上がりになるといったメリットがあります。また、アルミ素材の他にもステンレス製を用いることもあります。ステンレス製は、耐熱鋼としても人気が高いSUS304型を使用して作られたものがおすすめです。ステンレスの中でも特に耐食性や溶接性もよく、屋外で長期間使用しても十分に紫外線に耐えます。

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